『エリート養成機関 ナポラ』(ドイツ 2006年)

 

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ヒトラーの権威が頂点を極めつつあった1942年。ボクシングの練習試合でフリードリヒは、居合わせたナチスの要人に才能を認められ、ナチスの若手エリート養成機関「NAPOLA(ナポラ)」への入学を強く奨められる。貧しい家や労働環境から飛び出し、自分の可能性を信じて新しい人生を送りたい一心でフリードリヒはNAPOLAに入学する。上官や上級生の厳しいしごきに耐えながらも共に学ぶ友人たちと絆を深めていく彼。しかし、戦争の苛酷さが増すにつれ、NAPOLAにも様々な悲劇が訪れ…。

※NAPOLAとは、ドイツ語の National Politische Lehranstalt の太文字部分を読んだもの。1933年ナチス政権獲得後に民族共同体教育施設として設けられた寄宿制ギムナジウムで、卒業生には大学入学資格が与えられた。